ひき逃げとは、車などを運転中に人身事故(人の死傷を伴う交通事故)を起こしたにもかかわらず、運転者が停止せず、負傷者の救護や警察への通報などの必要な措置を取らずに現場から逃走する行為を指します。
重大な犯罪行為であり、運転者として最もしてはならない行動のひとつです。
ひき逃げが成立する条件とは
交通事故が発生した場合、運転者には道路交通法により
・直ちに車を停止する
・負傷者を救護する
・道路の危険を防止する
・警察へ通報する
といった義務があります。
これらの義務を果たさずに現場を離れると、たとえ事故の程度が軽いと思ってもひき逃げとして扱われる可能性があります。
重要なのは「事故の結果」ではなく、「事故後の対応」です。
「相手が大丈夫そうだった」「自分は悪くないと思った」といった判断で立ち去ることは許されません。

ひき逃げの罰則と運転免許への影響
ひき逃げは非常に重い違反で、刑事罰と行政処分の両方が科されます。
状況によっては懲役刑や高額な罰金が科されるほか、運転免許についても免許取消や長期間の欠格期間が設定されます。
また、被害者救済を目的とした自賠責保険や任意保険も、事故後の対応次第では適用に影響が出ることがあります。
結果として、経済的・社会的なダメージは計り知れません。
事故を起こしてしまったときの正しい行動
万が一、人身事故を起こしてしまった場合は、まず落ち着いて車を停止し、安全な場所でハザードランプを点灯させます。
そのうえで負傷者の状態を確認し、必要であれば救急車を呼びます。
同時に警察へ連絡し、指示に従って行動することが大切です。
事故直後はパニックになりがちですが、「逃げない」「放置しない」ことが最も重要です。
適切な対応を取ることで、被害の拡大を防ぎ、自身の責任も正しく整理されます。
運転免許の学科試験での重要ポイント
学科試験では、ひき逃げが人身事故後に必要な措置を取らずに逃走する行為であることが明確に問われます。
特に「負傷者の救護義務」は頻出ポイントです。
ひき逃げは判断ミスではなく、明確な犯罪行為です。正しい知識を身につけ、絶対に起こさない意識を持つことが、安全なドライバーへの第一歩といえるでしょう。
こちらもご覧ください
