指示標識(しじひょうしき)とは、道路交通法に基づき、特定の交通方法ができることや、道路上で決められた場所をドライバーや歩行者に示す標識のことです。
「ここでは何をしてよいのか」「どこが優先なのか」を分かりやすく示す役割があり、安全でスムーズな交通を支えています。
運転免許の学科試験だけでなく、日常運転でも正確な理解が欠かせません。
指示標識の基本的な役割とは
指示標識の最大の役割は、通行方法や利用ルールを明確に示すことです。
規制標識のように「禁止」や「制限」を伝えるのではなく、「この行為ができる」「ここが指定された場所である」といった情報を伝えます。
例えば、駐車可能な場所や、歩行者が横断できる位置、車が優先される道路などが一目で分かるため、無用な迷いやトラブルを防ぐ効果があります。
指示標識を正しく理解していないと、違反や事故につながるおそれもあります。
代表的な指示標識の種類
指示標識には、日常的によく見かけるものが多くあります。
代表例として挙げられるのが、「駐車可」「優先道路」「横断歩道」「自転車横断帯」「安全地帯」などです。
「駐車可」は、その標識がある区間で条件付きで駐車が認められていることを示します。
「優先道路」は、交差点で自分の進行方向が優先であることを示し、交差する道路側には一時停止や徐行の義務が課されます。
「横断歩道」や「自転車横断帯」は、歩行者や自転車の横断場所を明確にし、車両側に減速や停止義務を意識させる重要な標識です。
指示標識と規制標識の違い
指示標識は、規制標識と混同されがちですが、役割は異なります。
規制標識は「通行止め」「駐車禁止」など、行為を制限・禁止するものです。
一方、指示標識は許可された行動や指定された場所を示す標識であり、交通の流れを円滑にする目的があります。
ただし、指示標識があるからといって、すべての場面で無条件に行動できるわけではありません。
周囲の状況や他の標識・標示とあわせて判断することが重要です。
見落としやすい注意点と実務的ポイント
指示標識は「許可」を示す性質上、見落とされやすい傾向があります。
特に「駐車可」は、時間帯や区間によって条件が変わる場合があり、補助標識の確認を怠ると違反になることもあります。
また、「優先道路」では、優先側だからといって安全確認を省略すると事故につながりかねません。
指示標識は安全を保証するものではなく、あくまで交通ルールを示す目安です。
常に周囲の状況を確認しながら運転することが、指示標識を正しく活かすポイントといえるでしょう。
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