75歳以上で運転免許証を更新する際に必ず受けなければならないのが講習予備検査です。
一般には「認知機能検査」とも呼ばれ、運転を続けるうえで必要な記憶力や判断力が保たれているかを確認する目的で実施されます。
この記事では、講習予備検査の概要から検査内容、受検時の注意点までを実用的に解説します。
講習予備検査が必要になる人と目的
講習予備検査は、75歳以上の方が免許更新を行う場合に義務付けられている検査です。
更新のたびに受ける必要があり、免許の種類(普通免許など)に関わらず対象となります。
この検査の目的は、高齢ドライバーの交通事故防止です。
年齢を重ねると、本人が気づかないうちに認知機能が低下することがあります。
講習予備検査では、運転に直結する能力を客観的に確認し、その結果に応じた講習を行うことで、安全運転の継続を支援しています。
検査で行われる3つの検査項目
講習予備検査は、次の3つの検査項目で構成されています。
1つ目は「時間の見当識」です。
これは、検査を受けている日付や曜日、時間帯などを答えるもので、現在の状況を正しく把握できているかを確認します。
2つ目は「手がかり再生」で、いくつかのイラストや単語を記憶し、一定時間後に思い出して答える検査です。
記憶力の状態が評価されます。
3つ目は「時計描画」です。
指定された時刻の時計を描くことで、理解力や判断力、空間認識能力などを総合的に測定します。
いずれも難しい知識を問うものではなく、日常的な認知機能を確認する内容となっています。
検査結果とその後の流れ
講習予備検査の結果は、いくつかの区分に分けられます。
その結果に応じて、受講する高齢者講習の内容や時間が異なります。
認知機能の低下のおそれがあると判定された場合には、医師の診断書の提出が求められるケースもあります。
ただし、検査を受けたからといって、すぐに免許が取り消されるわけではありません。
あくまで安全に運転を続けるための確認と指導が目的であり、結果に応じた適切な対応が取られます。
受検場所と当日の注意点
講習予備検査は、公安委員会から委託を受けた自動車教習所などで受けることができます。
事前予約が必要な場合が多いため、更新案内が届いたら早めに確認しましょう。
当日は、眼鏡や補聴器が必要な方は必ず持参してください。
過度に緊張する必要はありませんが、体調を整えて臨むことが大切です。
普段の生活リズムを意識し、落ち着いて受検することが、正確な結果につながります。
講習予備検査は、高齢ドライバーが安心して運転を続けるための大切なステップです。
内容を正しく理解し、余裕をもって準備することで、免許更新をスムーズに進めることができます。
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