静止視力(せいししりょく)とは、止まっているものをどれだけはっきり見ることができるかを示す視力のことです。
運転免許の取得や更新時に行われる視力検査で測定されるのが、この静止視力です。
普段あまり意識することはありませんが、安全に運転するための基本条件として、とても重要な役割を担っています。
静止視力はどのように測定されるのか
静止視力の測定には、「C」の形をしたランドルト環と呼ばれる視力表が使われます。
切れ目の向き(上下左右)を答えることで、どの程度の大きさまで見分けられるかを確認します。
測定結果は「0.3」「1.0」「1.5」といった数値で示され、この数値が大きいほど、細かいものまで見えていることを意味します。
眼鏡やコンタクトレンズを使用した矯正視力での測定も認められています。

運転免許と静止視力の関係
運転免許制度では、車両の種類ごとに必要な静止視力の基準が定められています。
普通免許の場合、両眼で0.7以上、かつ一眼でそれぞれ0.3以上が基本的な基準です。
この基準を満たしていないと、免許の取得や更新ができません。
標識や信号、前方の車両を正確に認識するためにも、静止視力は最低限確保しておく必要があります。
静止視力だけでは分からない運転時の見え方
注意したいのは、静止視力が良好でも、必ずしも運転に必要な視力が十分とは限らない点です。
実際の運転では、動いている歩行者や車を見る動体視力や、夜間の見え方、視野の広さなども大きく影響します。
そのため、静止視力の数値だけを過信せず、見えにくさを感じたら早めに眼科を受診することが大切です。
安全運転のために視力を定期的にチェックしよう
視力は年齢や生活習慣によって少しずつ変化します。
特に自覚症状がなくても、知らないうちに低下していることもあります。
運転免許の更新時だけでなく、日常的に視力を意識し、必要に応じて眼鏡やコンタクトレンズを見直すことが、事故防止につながります。
静止視力を正しく理解し、良好な視界を保つことが安全運転の第一歩と言えるでしょう。
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