安全運転管理者とは?選任が必要な条件と具体的な役割を解説

あんぜんうんてんかんりしゃ

安全運転管理者とは、事業所で使用する自動車の安全な運行を確保するために選任される責任者のことです。

社用車を使う会社や店舗では、運転者個人の注意だけに頼るのではなく、組織として事故を防ぐ体制づくりが求められます。

その中心となるのが安全運転管理者です。

ここでは、選任が必要なケースや実際の業務内容を分かりやすく解説します。

安全運転管理者を置かなければならない事業所とは

自動車の使用者は、一定台数以上の車を使用する事業所ごとに、安全運転管理者を置く義務があります。

具体的には、5台以上の自動車を使用している場合が対象です。
この「台数」には、営業車や配送車だけでなく、通勤や業務連絡に使う社用車も含まれます。

自動二輪車や原付が含まれる場合もあるため、「うちは対象外」と思い込まず、使用状況を正確に把握することが重要です。

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安全運転管理者の主な役割と業務内容

安全運転管理者の役割は、単に名義上の責任者になることではありません。

運転者が安全に業務を行えるよう、運行計画の作成や見直し、日常点検の指導、交通安全教育の実施などを行います。
また、過労運転や無理なスケジュールを防ぐための管理も重要な業務です。

事故を未然に防ぐため、運転者の体調や運転状況に目を配ることが求められます。

選任後に必要となる手続きと注意点

安全運転管理者を選任した場合、所轄の警察署への届出が必要です。

届出を怠ると、行政指導や罰則の対象となることがあります。
さらに、選任後も定期的な講習を受けることが義務付けられており、最新の交通ルールや事故防止対策を学び続ける必要があります。

「一度選べば終わり」ではない点に注意しましょう。

事業所全体の安全意識を高める存在

安全運転管理者は、事故が起きてから対応する人ではなく、事故を起こさせないための環境を整える人です。

運転者一人ひとりの意識を高め、事業所全体で安全運転に取り組むための要となります。
社用車を使う事業所では、安全運転管理者の役割を正しく理解し、実効性のある運用を行うことが、結果的に企業の信頼や従業員の安全を守ることにつながります。

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