左折は一見簡単な操作に思えますが、実は事故が多い場面の一つです。
中でも注意したいのが左折大回り。教習所や学科試験でもよく取り上げられる用語ですが、実際の道路では無意識のうちにやってしまう人も少なくありません。
ここでは左折大回りの意味や危険性、正しい左折方法まで、実用的に解説します。
左折大回りとはどのような状態か
左折大回りとは、徐行せずに左折しようとした結果、ハンドル操作が遅れ、必要以上に大きく回ってしまう左折のことを指します。
本来、左折は道路の左端に寄り、交差点の側端に沿って小さく回るのが基本です。
しかし、スピードを落とさずに交差点へ進入すると、ハンドルを切るタイミングが遅れ、車体が右側へ膨らむ形になります。
その結果、右側の車線にはみ出したり、交差点内で不自然な軌道を描いたりするのが、典型的な左折大回りです。

左折大回りが引き起こす危険性
左折大回りは、事故につながりやすい非常に危険な運転行為です。
特に多いのが、左方向から進行してくる自転車や原付、二輪車との接触事故です。
また、右側車線にはみ出すことで、対向車や右側を直進する車と接触するおそれもあります。
ドライバー本人は「少し膨らんだだけ」のつもりでも、周囲の交通にとっては予測しにくい動きとなり、危険度が一気に高まります。
左折大回りをしてしまう主な原因
左折大回りの最大の原因は、速度超過と準備不足です。
交差点手前で十分に減速せず、左寄せも不十分なまま左折しようとすると、必然的に大回りになります。
また、「後続車に迷惑をかけたくない」「スムーズに曲がりたい」という心理から、スピードを落とさずに左折してしまうケースも少なくありません。
しかし、その判断こそが事故の原因になりやすい点は、しっかり意識しておく必要があります。
正しい左折方法と安全運転のポイント
左折大回りを防ぐためには、早めの左寄せと確実な徐行が何より重要です。
交差点に入る前に道路の左端にしっかり寄り、ウインカーを出して合図を行いましょう。
交差点内では、交差点の側端に沿って、周囲の歩行者や自転車を確認しながら徐行して通行します。
スピードを落とすことでハンドル操作にも余裕が生まれ、自然と小回りの安全な左折ができます。
左折大回りは「うっかり」では済まされない危険行為です。
基本に忠実な左折を心がけることが、事故防止と安全運転への近道といえるでしょう。
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