放置違反金制度とは?違法駐車の取り締まりが強化された仕組みを解説

放置違反金制度

「少しの間だから大丈夫」と思って路上に車を停めた結果、思わぬ通知が届く。
こうしたケースの背景にあるのが放置違反金制度です。

平成18年の道路交通法改正によって導入され、違法駐車に対する考え方が大きく変わりました。

ここでは制度の内容と、ドライバーが知っておくべき注意点を実用的に解説します。

放置違反金制度が導入された背景

放置違反金制度は、平成18年6月1日施行の道路交通法改正によって始まりました。
それまでの取り締まりは、違反した運転者本人を特定する必要があり、取り締まりが十分に行き届かないという課題がありました。

そこで導入されたのが、車両の使用者責任を重視する仕組みです。

運転者が特定できない場合でも、車両の所有者や使用者に対して金銭的責任を求めることで、違法駐車の抑止を図っています。

放置違反金制度

放置違反金制度の3つの大きなポイント

放置違反金制度には、ドライバーに大きな影響を与える特徴があります。

まず、車両所有者などを対象とした放置違反金制度の導入です。

放置違反金を納付しない場合、車検を受けることができなくなります。

免許の点数には影響しなくても、車が使えなくなるという現実的な不利益があります。

次に、民間の駐車監視員が放置駐車違反の確認を行う点です。

警察官でなくても、一定の研修を受けた駐車監視員が確認業務を行うため、取り締まりの機会が増えました。

さらに、短時間の放置駐車も取り締まりの対象となったことです。

「数分だけ」という感覚は通用せず、エンジンを切って離れれば違反と判断される可能性があります。

放置違反金制度で注意すべき実務ポイント

放置違反金制度のもとでは、「運転者が誰か」よりも「車を放置した事実」が重視されます。
そのため、家族や会社名義の車であっても、結果的に使用者が責任を負うことになります。

また、反則金と違い、放置違反金は行政上の金銭負担であり、納付しないまま放置すると車検に影響します。

通知が届いた場合は、無視せず速やかに対応することが重要です。

違法駐車をしない意識が最大の対策

放置違反金制度は、違法駐車を「割に合わない行為」にするための制度です。
短時間でも路上に放置しない、必ず駐車場を利用するという基本的な意識が、トラブル回避につながります。

運転免許を持つ以上、制度を正しく理解し、日常の運転行動に反映させることが、安全で快適な交通環境を守る第一歩といえるでしょう。

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