ICカード免許証とは、運転免許証の内部にICチップを組み込み、偽造や不正使用を防ぐために作られた免許証のことです。
現在、日本で交付されている運転免許証は原則としてこのICカード免許証。
見た目は従来の免許証と大きく変わりませんが、中身は大きく進化しています。
ICカード免許証の仕組みと導入された理由
ICカード免許証の最大の特徴は、免許証の中にICチップが埋め込まれている点です。
このICチップにより、券面情報の偽造や書き換えが極めて困難になりました。
背景には、免許証の偽造・変造事件や、なりすましによる不正使用の増加があります。
IC化することでセキュリティを強化し、本人確認書類としての信頼性を高める目的があります。
ICチップに記録されている情報とは
ICチップには、免許証の表面に記載されている氏名・生年月日・住所・免許の種類などの情報が記録されています。
加えて重要なのが、本籍や顔写真データもICチップ内に保存されている点です。
本籍はプライバシー保護の観点から券面には表示されず、ICチップのみに記録されています。
そのため、通常の目視では本籍を確認することはできません。
ICカード免許証のメリットと注意点
メリットとしては、偽造防止性能が高く、安全性が向上している点が挙げられます。
また、本籍が表に出ないため、免許証を提示する場面でもプライバシーが守られやすくなりました。
一方で注意点もあります。ICチップ内の情報を確認するには、専用のICカードリーダーと暗証番号が必要です。暗証番号を忘れると情報確認ができないため、免許取得・更新時に設定した番号は必ず控えておきましょう。
日常生活で知っておきたいICカード免許証のポイント
銀行口座の開設やレンタカー利用などで本人確認書類として使う場合、基本的には従来どおり券面確認で問題ありません。
ただし、行政手続きなどでIC情報の確認を求められるケースもあります。
ICカード免許証は「見えない部分」に価値がある免許証です。
仕組みを知っておくことで、いざという時にも慌てずに対応できます。

