緊急通行車両とは?災害時に通行できる車両の条件と注意点

緊急通行車両

緊急通行車両の基本的な意味

**緊急通行車両(きんきゅうつうこうしゃりょう)**とは、地震や台風などの大規模災害が発生した際に、災害対策基本法に基づいて指定された「緊急交通路」を通行できる車両のことです。
一般車両は通行が制限される一方で、救助や復旧活動を優先的に行うため、特定の車両だけが通行を許可されます。

緊急自動車だけでなく、条件を満たした一般車両も含まれる点が重要です。

緊急自動車との違いを理解しよう

混同されやすいのが緊急自動車との違いです。

パトカーや消防車、救急車などは緊急自動車に該当し、通常時から法的に特別な扱いを受けています。
一方、緊急通行車両は災害時に限定して指定される車両で、医療関係者の車両やライフライン復旧に関わる事業者の車などが該当します。

つまり、緊急自動車は常設、緊急通行車両は非常時限定と考えると分かりやすいでしょう。

緊急通行車両

通行に必要な証明書と標章

緊急通行車両として認められるためには、知事または公安委員会が発行する「緊急通行車両確認証明書」と、車両に掲示する緊急通行車両標章が必要です。
これらがなければ、たとえ業務上必要な車両であっても緊急交通路を通行することはできません。

現場では警察官による確認が行われるため、証明書の携行と標章の掲示は必須です。

一般ドライバーが知っておくべき注意点

災害時に緊急交通路で緊急通行車両を見かけた場合、進路を妨げないことが最優先です。

無理な割り込みや追従は厳禁で、指示があれば速やかに従う必要があります。
緊急通行車両は、人命救助や復旧活動の要となる存在です。

制度を正しく理解し、非常時こそ冷静で協力的な行動を取ることが、結果的に自分や家族の安全にもつながります。

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