運転前点検というと、エンジンやタイヤばかりに目が向きがちですが、実は「携行品・工具などの点検」も同じくらい重要です。
故障や事故は予告なく起こるもの。
いざという場面で必要な物が車に載っていなければ、安全確保や応急対応ができず、二次事故につながるおそれもあります。
ここでは、運転免許の知識として押さえておきたい携行品・工具の点検ポイントを、実用的な視点で解説します。
携行品・工具などの点検とは何を確認するのか
携行品・工具などの点検とは、万一の故障や事故に備え、必要な物が車内に備え付けられているかを確認することをいいます。
単に「積んであるか」だけでなく、使える状態かどうかまで確認するのがポイントです。
具体的には、非常信号用具や停止表示器材、スペアタイヤ、救急セット、工具類などが対象になります。
これらは普段使う機会が少ない分、存在を忘れがちですが、いざ必要になったときにないと非常に困るものばかりです。

点検しておきたい主な携行品・工具の例
点検対象となる携行品・工具には、次のようなものがあります。
-
非常信号用具・停止表示器材
故障や事故で停車した際、後続車に異常を知らせるために必須です。設置場所や使い方も事前に確認しておきましょう。 -
スペアタイヤ・ジャッキ・工具類
パンク時の応急対応に必要です。スペアタイヤの空気圧不足や、工具の欠品は意外と多い注意点です。 -
救急セット
軽いけがの応急手当てに役立ちます。中身が古くなっていないかもチェックしましょう。 -
ドライバー・プライヤ・輪止め
簡単な調整や安全確保に使用します。特に輪止めは坂道での作業時に重要です。
点検を怠ると起こりやすいトラブル
携行品・工具の点検をしていないと、トラブル時に冷静な対応ができません。
たとえば、停止表示器材がなければ、後続車に気づいてもらえず追突される危険があります。
また、スペアタイヤは積んであっても空気が抜けていて使えないケースも少なくありません。「載せているから大丈夫」と思い込まず、定期的に状態を確認することが大切です。
こうした準備不足は、事故そのものよりも、その後の被害を大きくする原因になります。
教習・試験でも意識したい点検の考え方
運転免許の教習や試験では、携行品・工具の名称や役割が問われることがあります。
ただ暗記するのではなく、「どんな場面で使うのか」を理解しておくと、実際の運転にも役立ちます。
安全運転とは、走行中の操作だけでなく、トラブルに備える姿勢そのものです。
点検を習慣にすることは、ドライバーとしての基本的な責任といえるでしょう。
携行品・工具の点検は“使わないため”の準備
携行品・工具などの点検は、事故や故障を前提にするためのものではなく、何も起こらない状態を守るための準備です。
普段は使わないからこそ、存在と状態を把握しておくことが重要になります。
運転前や定期点検の際に、携行品・工具にも目を向ける習慣を身につけ、万一の場面でも落ち着いて対応できる安全なドライバーを目指しましょう。
こちらもご覧ください
