道路標識の中でも見落とされがちなのが「警笛鳴らせ」です。
クラクションはむやみに使ってはいけない、というイメージが強い一方で、この標識がある場所では危険がなくても警音器を鳴らす義務があります。
意味を正しく理解していないと、違反や思わぬトラブルにつながることも。
ここでは「警笛鳴らせ」の基本から、実際の運転で気をつけたいポイントまで、実用的に解説します。
警笛鳴らせの標識が示す意味
「警笛鳴らせ」とは、その標識が設置されている場所を通行する際、必ず警音器(クラクション)を鳴らさなければならないという指示です。
重要なのは、「危険を感じたときだけ」ではない点です。
通常、クラクションは危険防止のために必要な場合のみ使用するものですが、この標識がある区間では例外となります。
見通しの悪い場所などで、歩行者や対向車に自車の存在を知らせることが目的です。

どんな場所に警笛鳴らせが設置されているのか
警笛鳴らせの標識は、主に次のような場所に設置されています。
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山道や峠道の急カーブ
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見通しの悪い狭い道路
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ガードレールや崖があり、回避行動が難しい区間
これらの場所では、視覚だけで周囲の状況を把握するのが困難です。
そのため、音によって存在を知らせ、出会い頭の事故を防ぐ役割があります。
観光地の山道などで見かけることが多い標識です。
鳴らし方とタイミングで注意すべきポイント
警笛鳴らせの場所では、ただ鳴らせばよいというわけではありません。
短く、周囲に分かりやすい鳴らし方が基本です。
長く鳴らし続けると、不快感を与えたり、逆に周囲を混乱させるおそれがあります。
また、標識がある区間に入る前や、カーブ手前など、相手に早めに知らせるタイミングを意識しましょう。
住宅が近い場合でも、標識がある以上は鳴らす必要がありますが、最小限にとどめる配慮は大切です。
教習・試験で問われやすいポイント
運転免許の学科試験では、「警笛鳴らせ」の意味を問う問題がよく出題されます。
特に混同しやすいのが「警笛区間」です。
警笛区間は危険を感じたときに鳴らすのに対し、警笛鳴らせは危険でなくても必ず鳴らす点が大きな違いです。
実技でも、標識を見落として鳴らさなかった場合は減点対象になることがあります。
日頃から標識を意識して運転する癖をつけておきましょう。
警笛鳴らせは例外的に“必ず鳴らす”標識
警笛鳴らせは、クラクション使用の原則における例外として覚えておくべき重要な標識です。
見通しの悪い場所での安全確保を目的としており、危険の有無にかかわらず警音器を鳴らす義務があります。
標識の意味を正しく理解し、適切なタイミングと鳴らし方を意識することで、事故防止につながります。
免許取得時だけでなく、日常の運転でもしっかり意識しておきましょう。
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