死角(しかく)とは、運転席に座って目視やミラーを使って確認しても、直接見ることができない車の周囲の範囲を指します。
ウィンドウの下側やピラーの影、車体の構造によって隠れる部分などが代表例です。
教習所や免許試験では安全確認の基本として重視され、実際の交通事故でも死角が原因となるケースは少なくありません。
死角が生まれる理由と具体的な場所
死角は、車の構造と運転姿勢によって必ず発生します。
たとえば、
・フロントピラー(前方の柱)で隠れる部分
・サイドミラーでは映らない車体のすぐ横
・リアウィンドウ下の低い位置
などが典型的です。
特に小さな子どもや自転車、二輪車は死角に入りやすく、気づいたときには接近していることもあります。
「ミラーを見ているから大丈夫」と思い込むのは非常に危険です。

教習所・免許試験で重視される死角確認
技能教習や検定では、死角の存在を理解したうえで行動できているかが見られます。
右左折時や進路変更時に、ミラー確認だけでなく、首を動かして直接目で確認する「目視確認」が求められるのはそのためです。
これを怠ると、「安全確認不足」として減点対象になります。
形だけ首を振るのではなく、実際に見る意識が重要です。
日常運転で注意したい死角による事故リスク
免許取得後の運転では、駐車場や住宅街、交差点での左折時に死角事故が起こりやすくなります。
特に左側は歩行者や自転車が接近しやすい一方で、運転席から見えにくい場所でもあります。
発進前や曲がる直前に一度止まり、「いるかもしれない」という前提で確認する姿勢が事故防止につながります。
死角を減らすためにできる工夫と意識
死角そのものをゼロにすることはできませんが、減らす工夫は可能です。
ミラーの角度を正しく調整する、シートポジションを適切にする、必要に応じて補助ミラーを活用するなどが効果的です。
それ以上に大切なのは、「死角は必ず存在する」という意識を持つことです。
慎重な確認を習慣化することで、危険の多くは回避できます。
死角は目に見えないからこそ、理解と意識が重要な運転用語です。
正しく知り、実践に活かすことで、安全運転のレベルは確実に高まります。
こちらもご覧ください