視力検査(しりょくけんさ)は、運転免許を取得・更新するための必須条件のひとつです。
運転中は標識や信号、歩行者などを正確に認識する必要があるため、一定以上の視力が求められます。
眼鏡やコンタクトレンズの使用は認められており、「裸眼でなければならない」というわけではありませんが、基準を満たさなければ免許を取得することはできません。
視力検査が行われる理由と重要性
視力検査の目的は、ドライバーが安全に運転できる視覚能力を備えているかを確認することです。
前方の状況を正しく把握できなければ、事故のリスクは大きく高まります。
特に夜間や悪天候時は視界が悪くなるため、最低限の視力が確保されていることが安全運転の前提となります。
教習所や免許センターでは、運転技術以前にこの点が厳しくチェックされます。

免許の種類ごとに異なる視力基準
視力検査の基準は、取得する免許の種類によって異なります。
普通免許・大型二輪免許・普通二輪免許の場合は、両眼で0.7以上、かつ片眼で0.3以上が必要です。
一方、大型免許・中型免許・けん引免許・二種免許では基準がより厳しく、両眼で0.8以上、かつ片眼で0.5以上が求められます。
免許の種類によって責任や運転環境が異なるため、視力基準にも差が設けられているのです。
深視力検査が必要な免許とは
大型免許や中型免許、けん引免許、二種免許では、通常の視力検査に加えて深視力検査が行われます。
これは、物との距離感や奥行きを正確に判断できるかを確認する検査です。
検査では、平均誤差が2cm以下であることが合格基準となっています。
車体が大きい車両や営業運転では、距離感の誤認が重大事故につながるため、特に重視されるポイントです。
視力検査を受ける際の注意点と対策
視力検査に不安がある場合は、事前に眼科で検査を受けておくのがおすすめです。
眼鏡やコンタクトレンズを使用する場合は、必ず当日持参し、普段の運転時と同じ状態で検査を受けることが大切です。
基準を満たせば「眼鏡等条件付き免許」として取得できますが、条件を無視して運転すると違反になります。
免許取得後も、視力の変化を感じたら早めに対処しましょう。
視力検査は、単なる形式的なチェックではなく、安全運転の土台となる重要な確認です。
基準を正しく理解し、万全の状態で免許取得・更新に臨むことが、安全なドライバーへの第一歩といえるでしょう。
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