駐車違反を軽く考えていると、思わぬ形で生活に大きな影響が出ることがあります。
その代表例が使用制限命令です。これは反則金とは異なり、車そのものが使えなくなる重い行政処分です。
ここでは、使用制限命令の仕組みや対象となる条件、実務上の注意点をわかりやすく解説します。
使用制限命令の基本的な意味と仕組み
使用制限命令とは、公安委員会が車の使用者に対して出す命令で、一定期間その車を使用できなくなる制度です。
対象となるのは、放置違反金の納付命令を受けたにもかかわらず、過去6カ月以内に一定回数以上の納付命令を受けている使用者です。
この命令が出されると、最長で3カ月間、該当する車両を運転・使用することが禁止されます。
あくまで「使用者」に対する処分であり、運転者本人でなくても、車の管理責任が問われる点が特徴です。

どんな場合に使用制限命令が出されるのか
使用制限命令は、1回の違反ですぐに出されるものではありません。
放置駐車違反を繰り返し、放置違反金の納付命令を何度も受けているにもかかわらず、改善が見られない場合に発動されます。
特に、営業車や社用車、家族で共用している車などは注意が必要です。
実際に違反した運転者とは別に、**車の使用者(名義人)**が責任を負うため、「自分は運転していないから関係ない」とは言えません。
使用制限命令を受けるとどうなる?実生活への影響
使用制限命令を受けると、指定された期間中、その車は一切使用できません。
通勤や営業、送迎など日常生活に直結するケースでは、大きな支障が出ます。
また、命令に違反して車を使用すると、さらに重い処分を受ける可能性があります。
つまり使用制限命令は、「罰金」では済まない、行動そのものを制限する厳しい措置だといえます。
使用制限命令を避けるためにできること
最も重要なのは、放置駐車違反を繰り返さないことです。
やむを得ない事情があっても、放置駐車は違反になります。
また、車を他人に貸す場合でも、使用状況を把握し、違反があれば早めに対応することが大切です。
使用制限命令は、車の管理意識を強く問う制度です。
日頃からルールを守ることが、結果的に自分の生活を守ることにつながります。
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