高齢ドライバーの免許更新では「高齢者講習」が必要になるケースがありますが、一定の条件を満たすと免除される制度があるのをご存じでしょうか。
それが特定任意高齢者講習です。
ここでは、運転免許制度に基づき、この講習の仕組みや対象者、実務上の注意点を分かりやすく解説します。
特定任意高齢者講習の基本的な位置づけ
特定任意高齢者講習とは、年齢70歳以上の人が対象となる講習制度の一つです。
免許更新の際、通常は高齢者講習の受講が必要ですが、更新期間が満了する日前6か月以内に「チャレンジ講習受講結果確認書」の交付を受けている人が、この特定任意高齢者講習を受講すると、高齢者講習が免除されます。
つまり、運転に必要な認知・運動能力が一定水準にあると確認された場合、通常の高齢者講習を省略できる仕組みです。

チャレンジ講習との関係と受講条件
特定任意高齢者講習を理解するうえで欠かせないのが「チャレンジ講習」です。
チャレンジ講習は、実車指導や運転能力の確認を中心とした任意の講習で、ここで適切な評価を受けると「受講結果確認書」が交付されます。
この確認書を、免許更新期限の6か月以内に取得していることが、特定任意高齢者講習の受講条件となります。
期限を過ぎてしまうと対象外になるため、更新時期の管理が非常に重要です。
通常の高齢者講習との違い
通常の高齢者講習は、座学・適性検査・実車指導などがセットで行われます。
一方、特定任意高齢者講習は、高齢者講習を免除するための位置づけであり、手続きの負担を軽減できる点が特徴です。
運転に自信があり、日常的に安全運転を心がけている方にとっては、時間や手間を抑えられるメリットがあります。
制度を活用する際の実務的な注意点
特定任意高齢者講習は、誰でも自動的に受けられる制度ではありません。
チャレンジ講習の結果や更新時期のタイミング次第で、通常の高齢者講習が必要になる場合もあります。
免許更新が近づいたら、早めに運転免許センターや警察署で対象要件を確認し、自分に合った更新方法を選ぶことが大切です。
制度を正しく理解し、無理のない形で免許更新を進めましょう。
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