**二段停止線(にだんていしせん)**とは、交差点の手前において、二輪車と自動車の停止位置をあらかじめ分けて表示した停止線のことです。
主に信号交差点で設置されており、二輪車を巻き込み事故などの危険から守ることを目的としています。
普段何気なく見ている標示ですが、正しく理解していないと違反や事故につながるおそれがあります。
二段停止線が設けられている理由
二段停止線が設置される最大の理由は、交差点での安全性向上です。
特に右左折時の巻き込み事故は、二輪車にとって重大なリスクとなります。
自動車の前方に二輪車を停止させることで、ドライバーの視界に入りやすくなり、発進時や右左折時の見落としを防ぐ効果があります。
また、二輪車が車の横や後方に並ぶ状態を減らし、交差点内の交通の流れを整理する役割も果たしています。
交通量の多い都市部や、事故が起きやすい交差点で多く見られるのが特徴です。

二輪車と自動車の正しい停止位置
二段停止線がある交差点では、前方の停止線が二輪車用、後方の停止線が自動車用として区別されています。
二輪車は前の停止線で停止し、自動車は後ろの停止線で止まらなければなりません。
このとき、信号が赤の場合はもちろん、黄色で停止する場合も同様に、それぞれ指定された停止線を守る必要があります。
誤って自動車が二輪車用の停止線を越えてしまうと、停止線越えの違反と判断される可能性があるため注意が必要です。
二段停止線がある場所での注意点
二段停止線が設けられている交差点では、発進時の行動も重要です。
自動車は、二輪車が前方にいることを前提に、急発進や不用意な左折を避ける必要があります。
一方、二輪車側も信号が青になったからといって急に進路変更するのではなく、周囲の車の動きを確認しながら安全に発進することが大切です。
また、渋滞時や右折レーンでは停止線の位置が見えにくくなることもあります。
路面標示を意識して運転することで、無用な違反や事故を防ぐことにつながります。
二段停止線は安全運転のための大切な標示
二段停止線は、二輪車と自動車のどちらか一方を優先するものではなく、お互いの安全を守るための交通ルールです。
正しい停止位置を守ることは、事故防止だけでなく、スムーズな交通の流れにも貢献します。
交差点で二段停止線を見かけたら、その意味を思い出し、落ち着いた運転を心がけましょう。
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