自動車教習所に入所して最初に受ける技能教習で登場するのが、模擬運転装置トレーチャーです。
いきなり実車に乗るのではなく、まずはこの装置を使って運転の基礎を学びます。
「なぜ最初は車に乗らないの?」と疑問に思う方も多いですが、実はとても重要な役割があります。
模擬運転装置トレーチャーの役割とは
模擬運転装置トレーチャーは、実際の車に近い運転席構造を再現した教習用装置です。
第一段階の1時限目に使用されることが多く、運転が初めての教習生でも、落ち着いて基本操作を学べるように作られています。
アクセル・ブレーキ・ハンドル・シフトレバーなどの配置は実車とほぼ同じで、運転姿勢や視線の置き方も含めて、運転の「型」を身につけるのが目的です。
トレーチャーで学ぶ具体的な操作内容
模擬運転装置トレーチャーでは、主に次のような基本操作を練習します。
・正しいシート位置とハンドルの持ち方
・アクセルとブレーキの踏み分け
・ハンドルの回し方と戻し方
・発進や停止の基本動作
いずれも、実車教習に進む前に必ず身につけておきたい内容です。
車が動かない環境なので、操作ミスをしても危険がなく、操作そのものに集中できる点が大きなメリットです。
実車教習との違いとメリット
模擬運転装置トレーチャーは、あくまで基礎練習用の装置です。
そのため、スピード感や実際の交通状況までは体験できません。
一方で、運転初心者の不安を大きく減らせるという利点があります。
いきなり実車で教習を始めると、操作と周囲確認を同時に行う必要があり、混乱しやすくなります。
トレーチャーで基本操作を理解しておくことで、実車教習に入った際もスムーズに対応できます。
教習所によっては実車から始まる場合もある
教習所によっては、模擬運転装置トレーチャーを使わず、最初から実車教習を行う場合もあります。
ただし、その場合でも内容は基本操作が中心で、難易度が高くなるわけではありません。
いずれにしても、トレーチャーは「運転の基礎を安全に学ぶための準備段階」と考えると分かりやすいでしょう。
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