**幅寄せ(はばよせ)**とは、駐車するときなどに車を前後に動かしながら、車体を目標の停止位置まで横方向に移動させる操作のことをいいます。
縦列駐車や車庫入れ、路肩への駐停車など、日常の運転シーンで頻繁に使われる重要な運転技術です。
教習所では当たり前の操作でも、実際の道路では苦手意識を持つ人が多いポイントでもあります。
幅寄せが必要になる場面とは
幅寄せは、単に「きれいに駐車するため」だけの操作ではありません。
代表的な場面としては、路肩に寄せて駐停車する場合や、縦列駐車で前後の車との間隔を調整するときが挙げられます。
道路交通法では、駐停車の際は道路の左側端に寄せることが原則とされており、幅寄せが不十分だと後続車の通行を妨げたり、交通違反になるおそれもあります。
そのため、幅寄せは安全面・法令面の両方で重要な操作といえます。

幅寄せの基本的なやり方とコツ
幅寄せの基本は、「前進と後退を組み合わせて少しずつ位置を修正する」ことです。
一度で横に移動させようとせず、ハンドル操作と車の動きを冷静に確認しながら行うのがポイントです。
特に注意したいのが、周囲の状況確認です。
ミラーや目視で歩行者、自転車、後続車を確認し、安全が確保できてから操作しましょう。
慌てて切り返すと、縁石にタイヤをぶつけたり、車体を接触させる原因になります。
幅寄せがうまくできない原因
幅寄せが苦手な人の多くは、「どれくらいハンドルを切ればいいか分からない」「車幅感覚がつかめない」と感じています。
これは経験不足によるものが大半で、誰でも最初は戸惑う部分です。
また、周囲を気にしすぎて焦ってしまうのも失敗の原因です。
幅寄せはゆっくり行っても問題ありません。
周囲の交通に配慮しつつ、落ち着いて操作することが上達への近道です。
幅寄せは安全運転につながる重要な技術
幅寄せが正確にできるようになると、駐車時のストレスが大きく減るだけでなく、周囲への配慮が行き届いた運転ができるようになります。
教習所だけの技術だと思わず、日常の運転で意識して練習することが大切です。
「車をきれいに止める」だけでなく、「交通の流れを乱さない」「事故を防ぐ」という意味でも、幅寄せは運転免許を持つ人にとって欠かせない基本操作といえるでしょう。
こちらもご覧ください