交差点で信号が青に変わったのに、対向車がなかなか動かない——そんな場面で使われているのが時差式信号です。
見慣れていないと戸惑いやすく、誤解したまま進行すると事故の原因にもなります。
ここでは、時差式信号の基本的な仕組みから、運転時に注意すべきポイントまでを実用的に解説します。
時差式信号の仕組みと設置される理由
時差式信号とは、進行方向ごとに信号が切り替わるタイミングをずらして制御する信号機のことです。
自分の進行方向が青でも、対向車側はまだ赤という状態が発生します。
この仕組みは、交通量の多い交差点で右折・直進の交錯を減らし、事故を防ぐ目的で設置されます。
特に右折車が多い場所や、見通しが悪い交差点で効果を発揮します。
全方向が同時に動き出す通常の信号よりも、安全性を高める工夫といえるでしょう。

時差式信号の見分け方と表示の特徴
時差式信号が設置されている交差点には、多くの場合、「時差式」や「時差式信号」の補助標識が併設されています。
この表示を見落とさないことが大切です。
ただし、すべての交差点に分かりやすい表示があるとは限りません。
対向車が停止したまま、自分の方向だけが動き出す状況を見たら、時差式信号の可能性を疑いましょう。
思い込みで対向車も動くと判断すると、右折時などに危険が生じます。
時差式信号で特に注意したい運転場面
時差式信号で最も注意が必要なのは、右折や交差点進入時です。
自分の信号が青でも、対向車が赤で止まっている間は、歩行者や自転車の動きにも気を配る必要があります。
また、信号が切り替わるタイミングでは、対向車側が動き出す可能性を常に意識しましょう。
「青だから安全」と過信せず、周囲の状況を確認しながら進行することが、安全運転につながります。
初心者が混乱しやすいポイントと対策
初心運転者や免許取り立ての方は、時差式信号を通常の信号と同じ感覚で捉えがちです。
その結果、対向車の動きを予測できず、判断が遅れることがあります。
対策としては、交差点では必ず周囲の動きを観察する習慣をつけることです。
信号の色だけに頼らず、他の車両や歩行者の動きを確認することで、時差式信号でも落ち着いて対応できます。日常の運転で意識しておきたい重要なポイントです。
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