追い越し禁止場所が定められている理由
追い越し禁止場所とは、安全上の理由から追い越し行為が法律で禁止されている道路上のポイントを指します。追い越しは一時的に反対車線へ進路を変えるため、周囲の状況判断を誤ると正面衝突や歩行者との事故につながりやすい行為です。
そのため、見通しが悪い場所や交通が複雑になりやすい場所では、あらかじめ追い越しが禁止されています。
運転免許の学科試験では頻出テーマであり、実際の運転でも違反や事故を防ぐために、正確な理解が欠かせません。
標識・標示によって明確に追い越しが禁止されている場所
まず基本となるのが、標識や道路標示によって追い越し禁止が示されている場所です。
追い越し禁止の標識が設置されている区間や、センターラインが黄色の実線になっている道路では、追い越しは認められていません。
特に注意したいのは、「短い距離だから」「対向車が来ていないから」という自己判断です。
標識や標示がある場所は、事故の危険性が高いと判断されているため、必ずルールを守る必要があります。

見通しが悪く、構造的に危険な道路形状
追い越し禁止場所には、道路の形状そのものが危険とされる場所も含まれます。
代表例が、道路の曲がり角付近、上り坂の頂上付近、そしてこう配の急な下り坂です。
これらの場所では、前方や対向車線の状況を十分に確認できません。
特に上り坂の頂上付近では、直前まで対向車が見えないケースが多く、追い越しをすると突然正面衝突の危険が生じます。
「見えない場所では追い越さない」という意識が、安全運転の基本です。
トンネルや交差点周辺など特に注意すべき場所
**トンネル内(車両通行帯がある場合を除く)**も追い越し禁止場所に該当します。
トンネルは照明条件が変わりやすく、距離感や速度感覚を誤りやすいため、追い越しには不向きです。
また、交差点とその手前30m以内の場所も原則として追い越しは禁止されています。
ただし、優先道路を通行している場合は例外となる点が、試験でも実務でも混同しやすいポイントです。
さらに、踏切・横断歩道・自転車横断帯とその手前30m以内では、歩行者や自転車の飛び出しが想定されるため、追い越しは厳しく制限されています。
追い越し禁止場所を理解することが安全運転につながる
追い越し禁止場所は、単なる暗記項目ではなく、事故を未然に防ぐための重要な安全ルールです。
それぞれの場所で「なぜ禁止されているのか」を理解しておくことで、実際の運転中も自然と正しい判断ができるようになります。
焦らず、無理に前へ出ようとしないことが結果的に安全でスムーズな運転につながります。
追い越し禁止場所では確実にルールを守り、余裕を持った運転を心がけましょう。
こちらもご覧ください
