日常的に使っている「運転」という言葉ですが、道路交通法上では明確な定義があります。
免許取得時の学科試験や、違反・事故の判断でも重要なキーワードであり、正しく理解しておくことは安全運転の基本です。
ここでは運転の意味を軸に、実生活で誤解しやすいポイントも交えながら解説します。
道路交通法で定義される「運転」とは
道路交通法において運転とは、道路において、車や路面電車をその本来の用い方に従って用いることを指します。
ここで重要なのは、「エンジンをかけて走らせること」だけが運転ではないという点です。
ハンドル操作、アクセルやブレーキ操作など、車両を動かし進行方向や速度をコントロールしている状態は、すべて運転に含まれます。
そのため、たとえ低速であっても、短い距離であっても、道路上で車を動かしていれば原則として「運転」と判断されます。
「運転」とみなされる具体的なケース
実務上よく問題になるのが、「これは運転になるのか?」というケースです。
例えば、エンジンをかけたまま車を少し前に動かした場合や、下り坂で惰性走行した場合でも、道路上で車を操作していれば運転に該当します。
また、シフト操作やハンドル操作をして車をコントロールしている以上、「本来の用い方に従って用いている」と判断されるため、免許が必要な行為です。
この考え方は、無免許運転や飲酒運転の判断基準にも直結するため、非常に重要です。
運転と「停車・駐車」の違いに注意
運転と混同しやすいのが、停車や駐車との違いです。
停車や駐車は、車を停止させた状態を指しますが、そこに至るまでの操作は運転行為です。
例えば、コンビニの駐車場に車を入れる行為も、道路から敷地内に進入するまでの間は運転に該当します。
「すぐ止めるだけだから」「少し動かすだけだから」という認識は通用しません。
正しい理解が安全運転と違反防止につながる
運転の定義を正しく理解しておくことで、「知らなかった」「つい軽い気持ちでやった」という違反を防ぐことができます。
特に飲酒後や体調不良時などは、「少しだけなら大丈夫」と判断しがちですが、法律上は明確に運転とされます。
運転とは、単なる操作ではなく、安全と責任が伴う行為です。
日々の運転を見直す意味でも、あらためてこの基本的な定義を意識しておきましょう。
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