運転免許を持っていると、「違反者講習」という言葉を耳にすることがあります。
軽い違反だからと油断していると、思わぬ行政処分につながることもあるため、正しく理解しておくことが大切です。
この記事では、違反者講習の仕組みや対象条件、受講しなかった場合の注意点を、実務目線でわかりやすく解説します。
違反者講習とは何のための制度か
違反者講習とは、比較的軽微な交通違反を繰り返した運転者に対して行われる講習制度です。
目的は処分そのものではなく、交通ルールを再確認し、安全運転への意識を高めることにあります。
一定の条件を満たす人がこの講習を受講すれば、免許停止などの行政処分を受けずに済む点が大きな特徴です。「点数がたまった=すぐ免停」というわけではなく、再教育の機会が与えられている制度といえます。
違反者講習の対象になる人の条件
違反者講習の対象となるのは、軽微な交通違反(3点以下)を繰り返し、累積点数が6点に達した人です。
ただし、誰でも対象になるわけではありません。
具体的には、過去3年以内に免許停止などの行政処分を受けていないことが条件となります。
この条件を満たしている場合、警察から違反者講習の通知が届き、指定された講習を受けることで行政処分が免除されます。
講習を受けないとどうなるのか
違反者講習の通知を受けたにもかかわらず、正当な理由なく1カ月以内に受講しなかった場合は注意が必要です。この場合、講習による救済は受けられず、通常どおり行政処分の対象となります。
つまり、免許停止などの処分が実際に行われることになります。
「忙しいから後で受けよう」「うっかり忘れていた」といった理由は通用しません。
通知が届いた時点で、早めに日程調整をすることが重要です。
違反者講習を受けた後に意識したいこと
違反者講習は一度受ければ終わりではなく、今後の運転姿勢を見直すきっかけにすることが大切です。
軽微な違反でも積み重なれば大きなリスクにつながることを、講習を通じて実感するはずです。
日常の運転では、「少しくらい大丈夫」という気の緩みが違反につながりがちです。
違反者講習を受けた後こそ、点数を意識しながら、より丁寧で安全な運転を心がけることが求められます。
違反者講習は、免許を守るための最後のチャンスともいえる制度です。
対象になった場合は、その意味を理解したうえで、必ず期限内に受講するようにしましょう。
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